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整形外科で働くなら「回復期リハビリテーション看護師」を取得しよう

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「回復期リハビリテーション看護師」

「回復期リハビリテーション看護師」

整形外科で働く看護師に役立つ資格として「回復期リハビリテーション看護師」を紹介します。回復期の看護師としてスキルアップしたい人におすすめです。

回復期リハビリテーション看護師とは

回復期リハビリテーション看護師とは

回復期に携わる看護師の目標のひとつとなるのが回復期リハビリテーション看護師認定コースの修了です。質の高い看護の提供やチーム医療における適切なコミュニケーションスキルの習得を目的とした研修です。研修会へ出席してレポートの提出を繰り返しながらスキルアップしていきます。研修は18日間行われ、220,000円程度の費用が必要となります。申し込み開始は例年通りなら2月初旬ですが、年度によって細かい内容や申し込み方法が異なるのであらかじめ確認しておきましょう。

どのような業務を担当するのか

どのような業務を担当するのか

回復期リハビリテーション看護師認定コースを修了し、回復期リハビリテーション病院で働く際の業務内容を見ていきましょう。回復期リハビリテーション病院の病棟では、地域包括ケア病棟と併せて患者の社会・家庭復帰を支援していきます。そこで働く看護師にはチームで連携する力と観察力が求められます。
地域包括ケア病棟は回復期リハビリテーション病院とは違って入院できる対象疾患の指定がありません。ただし、入院期間は最大60日に制限されています。回復期リハビリテーション病院は急性期病棟から患者を受け入れますが、地域包括ケア病棟は自宅や療養型病棟からの受け入れも行っています。そのため、回復期リハビリテーション病院の方が、長期的なリハビリを必要とする患者が多い傾向にあります。
回復期リハビリテーション病院の特徴として挙げられるのが、退院支援がある点です。退院後もリハビリを継続するためには、在宅医療や福祉サービスの利用手続きをしなければなりません。患者の希望や自宅の環境、ご家族の状況などを考慮して最適なプランを決めていきます。福祉関係者に正確な情報を提供するために、書類作成をする機会もあるでしょう。また、患者のご家族に対して指導する場面もあります。

細かいケアが必要

細かいケアが必要

回復期リハビリテーション病院の患者には内科的な持病を抱えている人も少なくありません。そのため、体調の変化を見逃さないための鋭い観察力が求められます。例えば、排便の状況や動作に異変が見られる場合は薬や食事、水分量、ストレス状況などを確認します。場合によってはリハビリ計画の見直しも必要になってくるでしょう。気づいた点があれば素早く周囲に報告し、共有していきます。
患者は身体が不自由な状態なので転倒などのリスクがあります。また、脳障害のリハビリでは誤嚥性肺炎を起こす可能性もあるので注意が必要です。辛いリハビリに心を病んでいる患者が多いので、精神的なケアも求められます。

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